今朝は、ちょっと曇り空からスタート!
昨日、柴犬館長が下校したあとのことです。
長野でも緊急地震速報が響き、長い横揺れを感じました…、
午後10時近くでも地震が…戸隠は震度3
家屋やブロック塀、神社の鳥居の倒壊、
崖から崩れた岩塊が家屋を直撃… そんな映像が流れています
珠洲焼の資料館でも土器が被災、他にも断水等もでているとのニュース…
長野市でも深度3
北陸新幹線も一時止まり、交通障害も発生しました。
被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
そこは、第四紀後半、
つい最近(約12万年前)の貝化石がたくさん見つかる場所が…
海にすむ貝類の化石が標高40~30mぐらいのところから産出し、
「平床貝層」と呼ばれています。
当時の日本海が、その標高にまで持ち上がったことを示します。
海水準の変動もありますが、能登半島の隆起を示す証拠でもあります。
そして、珠洲といえば、焼き物も有名です。
中世(鎌倉~室町時代)につくられた厚手の黒い土器、
「珠洲焼」と呼ばれます。
戸隠奥社近くの院坊跡からも出土しています。
一緒に、戸隠を調査をしている友人に提供いただいた画像です…
【ご提供ありがとうございました】
高級品を運ぶための容器として使われたものでしょう…
戸隠の珠洲焼の破片は、おそらくは直江津の港から運ばれたものの欠片…
それだけの交流があったことを示します…
戸隠が栄えた時代で、お金があったのだろうな?と推測する証拠…
それが風化してできた、特別な粘土…
それを練り、たたき、櫛などで模様をつけたもの…
穴窯にいれ、途中でふさぎ、酸素の供給をとめ
還元状態で焼いたものと考えられています。
もとをたどると、能登半島の隆起とその後の風化でできたもの、
海の名残でもあります…
戸隠の生い立ちと、よく似た生い立ちが隠されています。
現在、地震が発生しているのは、そうした過去を引き継いでいるから…
とも考えられます。
🐶「大地の生い立ちが大事なのじゃ…」
🐶「防災は、自分のすむ土地の履歴書を読むことから始まるのじゃ…」
柴犬館長の教えです…
今日もおあとがよろしいようで…