戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

GW最終日は雨…

昨晩から雨になりました…

 

GWに入って初めてのまとまった雨です…

 

能登半島の被災地にも降っているのでしょう。

 

被災された方々は大丈夫でしょうか?心配です…

 

長野地方気象台のある市街地では、降水量が少なめ(16㎜)ですが、

 

鬼無里(28.5㎜)や白馬(48.5㎜)など山沿いは雨が多めになっています…

 

 

博物館では午後から「化石をさがそう!」のイベントがありました…

 

 

本物の化石に触れるチャンスとあって、人気です…

 

 

 

 

忙しいGWでした、開館15年目で2番目に多い入館者数を記録…

 

その忙しさに紛れているうち、館の植物も様変わり…

 

チューリップの花は、ほぼ終わりになりました…

 

替わりにオダマキハナミズキ…がきれいに咲いています…

 

 

ついこの間までは、芽吹きだけだったオオデマリも満開です…

 

 

今年は、特に気温が上がったり、下がったりと変化が激しく、

 

体がついていきません…

 

🐶「それは、年をとったせいじゃ…」

 

 

私が生まれる以前の珍しい雑誌を、友人が見せてくれました…

 

昨日の珠洲焼も、彼の収集品です。

 

太平洋戦争中の写真雑誌です… 昭和17年の「写真文化」…

 

定価八拾銭でございます…

 

「こんなものよく手にはいったね…」

 

「きっと、彼は運をもっているのです… すごいなぁ…」

 

 

雑誌の裏表紙が、この広告です…

 

 

すごいなぁ この広告… 写真もアイデァもすごい、

 

キャッチコピーも驚きです…

 

雑誌中にも

 

 

こんな広告があります…

 

 

この雑誌を、なぜ彼が入手したかというと…

戸隠の古い写真が掲載されているのです… 

 

その中には、こんな一枚もあります

 

 

クワの葉を摘み取るための籠… 戸隠名産の根曲がり竹の細工です。

 

これは竹を編んでいる様子がわかる貴重な写真…

 

このところ、古い竹細工の古い写真や記録をあたっています…

 

ノーベル賞作家「川端康成」も、この竹細工をべた褒めしています…

 

皆さんのお宅にも、こうした写真があればご一報くださいませ…

 

 

古いものは、なくなってしまいやすいもの…

 

特に、時代の変わり目のものは、すぐに消え去ってしまいがち…

 

先日の学校のガさ入れでの入手物…

 

これはすごい、噂に聞いていたもの…

 

まず箱を発見… ムムムっ… これは…

 

 

幻の一品 そろばん付き電卓です…

 

 

箱も、中身も、説明書も、ケースもそろっていました…

 

1981年製のものらしい…電池を入れると計算できます、感動もの…

 

そろばん電卓… 電卓で計算した数字があっているかどうか、

使いなれた「そろばん」で検算するためのものとのことらしい…

 

パソコンがはやり始めのころ、

エ〇セルという表計算ソフトの合計の数字を確かめるため、

電卓で検算をやっていたようなものか…

 

🐶「おもしろい、これは実におもしろい…」

 

モノや考え方の発展期や過渡期には、異常なものが出現するのは、

「進化の法則」です。

 

これも「ミッシング・リンク」と呼ばれるモノですね…

 

こうやってキーボードでブログを打っているのも、

未来からみると過渡期のものか…

 

今日もブログが長くなりました…

おあとが詰まってしまいました…