戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

再び 大事件じゃ!

5月も折り返し… 

 

昨日の雷雨はすごかったです… 一部では落雷で、電車がとまったりしたとか…

 

不安定な気候が続きます…

 

一夜明け、晴れるかと思いきや、朝は濃霧です。

 

お昼に野暮用ででかけると、戸隠山は晴れていました…

 

 

のどかな天気になりました…

 

ついでに、大木を切り倒した現場へ…

 

植物の担当に聞きました…  樹種はコナラだとのこと…

 

コナラの大木です…

 

今度、暇なときに年輪を数えてみよう…

 

 

以外にも成長が速い感じです…

 

日当たりの良い場所だったからでしょうか?

 

 

お昼前、大事件が発生…

 

🐶「なんじゃ、こりゃ…」

 

🐶「これは、悪質ないやがらせじゃ…  必ず、ホシをあげよ…」

 

博物館の東側階段の踊り場が現場です…

 

そこに、異様なものを発見!

 

 

 

 

さっそく現場検証…

 

 

 

 

これは、現場検証後の映像です…

 

 

 

フンです、しかもクリーム色…

 

胃の検診でバリウムを飲むとこんな感じかな? 記憶の中に思い浮かびます

 

しかし、まさか人ではないでしょう…

 

🐶「当たり前じゃ… 人ではないぞ…」

 

🐶「直径3㎝はあろうか、大型獣じゃ…」

 

こんな色のものにはであったことがありません…

 

ホシは誰?  これはミステリー…

 

 

鑑識作業では仕方なくほぐしてみました…

 

中は真っ黄色…

 

🐶「トウモロコシではないよな~? なんだろうなぁ?」

 

その場にいた、鑑識係員で検討…

 

しかたなく、素手で感触も確かめてみました…

 

その結果、カボチャの一種の可能性が高い、ということに…

 

カボチャオンリーの食事だったのか?

 

未消化に近いので、ホシは肉食性の奴か?

 

テンなんかが、縄張りを示すフンをするぞ…

 

いやいや、こんなに大きいフンをテンはしない…

 

鑑識係員の意見もまとまりません…

 

昨日の雷雨でびっくりして、ここで致したのでは…

その後の雨でフンの色が抜け、こんなものになったのでは…

 

そんな意見で仮の一致はみましたが、謎だらけ…

 

🐶「ここは科捜研の〇に頼むしかない…」

 

いやいや、こんな程度の事件では、立件は難しいかも…

 

🐶「中の花粉やDNAでホシが特定できるかもしれん…」

 

館長、予算がありません…おやつ削ってよいですか?

 

🐶「それは、い・か・ん・」

ここで捜査終了、お蔵入りが確定となりそうです…

 

🐶「では、おみ〇さんを呼ぶのじゃ…」

 

今日もおあとがよろしいようで…