戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

観察会で季節の移ろいを知る^^

先週のわくわく入門に続き、

今日は定例の植物観察会で、戸隠牧場を訪れました。

下見や別グループの観察会をあわせると

9日間で4回通っています^^!

 

約10日もたてば、季節は着実に進んでいきます。

今年は春が早かったので、想定していた白いニリンソウ

どんどん終わっていくので心配していたのですが、

今日になればウマノアシガタ(キンポウゲ)の黄色の花園です。

 

白はニリンソウに代わってタチカメバソウがきれいでした。

タチカメバソウ(立ち亀葉草)

この楕円形の葉っぱが、カメの甲羅の形に似ているというのですが、

なかなかの想像力です・・・^^;

ちなみに近い仲間で、つるで横に伸びるのは 

ツルカメバソウ(つる亀葉草)

  鶴亀ではないのであしからず・・・(*^_^*)

ワスレナグサの仲間なので、中央の黄色い点が目立ちます。

 

皆さん、熱心に観察されたり、メモを取られたり、調べたり・・・

今日は、特に遠くから来られているかたが何人もいらしたので、

熱量がすごいです!

初見の植物、オオミヤマガマズミも見つけてもらいました。

 


それから、タチシオデの雄株・雌株も初めて認識しました。

雄しべが出ている雄株

 

こちらは雌株

 

 

玄人好みのツクバネソウも人気です!

 

同じところを通うのも大事ですね^^

 

今日もおかげさまで楽しく観察できましたm(__)m