戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

昨日の夕方は大雨でした…

梅雨前線が元気になってきています…

 

各地で災害発生のニュースが流れています。

 

昨日7月1日、16時すぎから戸隠は大雨に…

 

ものすごい雨で、災害の心配が…

 

お隣の鬼無里では24時間雨量が70㎜を超えました。

 

博物館の近くでも67㎜の雨量が観測され、

 

午後4時から5時にかけては21㎜の降水量がありました…

 

7月1日の午前中は、雨が小降りだったので、

 

災害地のパトロール

 

地元の地質屋としては、大切なお仕事…

 

 

堤防も完成に近づきつつあるようです…

 

 

通行止めの現場にも立ち寄ります…

 

 

土砂の撤去もだいぶ進んでいます…

 

 

しかし、沢の上部にはまだ土砂が残っています…

 

心配だなぁ…

 

 

昨日の夕方17時過ぎ、楠川はとてもすごい水量でした… 怖いくらい…

 

そして今朝、大丈夫なのかどうか、確かめに行きます…

 

 

多少の土砂の流出を確認しましたが、一応無事…

 

 

早くこの場所を通過できるように祈ってやみません…

 

 

上流で山が崩れ、そして下流には平坦地ができる…

 

地球が大きな星で重力を持つこと、が根本的原因

 

しかも太陽エネルギーを受け、水が循環していること、

 

地球自身も内部が高温で動き、その表面の大地が動くことで

 

おこる必然の現象なのですが…

 

人の考え方や知恵で、被害を減らし、

何とか乗り切れるようになると思っています…

 

そのためにも地質学=大地の履歴書を読みたいものです。

 

今日のところはこれでおしまい!