戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

子どもたちと、大地を学ぶ…

今朝は、冷え込みました。

 

西高東低、いわゆる冬型の気圧配置…

 

秋をとおりこして、気候的には「冬」…

 

北アルプスでは、初冠雪を観測したと発表がありました…

 

戸隠でも冷たい雨がふり、その後虹が…

 

 

実際は、もっときれいだったのですが…

 

🐕「へたくそ、未熟者じゃ…」 と、叱られました…

 

 

今日は、市内の小学校の子どもたち、2学級が地層観察へ…

 

川の学習がしたい、とのことで、裾花川にも行きます…

 

 

雨が少ないこともあり、水位は低め…

 

 

河原の石ころ、砂や泥ばど(いろいろな粒径の粒子を)を板に載せ、

川の水に流してみました…

 

水の流れのはやいところでは、大きな粒も流れます…

 

難しい言葉でいうと、ストークスの法則の実験です…

 

単純な実験で、理科室でもできる実験ですが、

実際の川でやってみることが大切…

こども達は、新鮮な感じで観察していました…

 

その後の地層観察も、粒の違いに興味を持ってもらえました…

 

 

🐕「河原は、学びの場として、とても面白いのじゃ…」

 

礫の種類や大きさなど、考えれば考えるほど不思議です…

 

学校では危険防止のため、川には子どもたちだけで行ってはいけない、

という規則がありますが、本当は大事な場です…

 

 

満開のセイタカアワダチソウも…

 

こどもたちの河原の学習の様子を見守っていました…

 

秋の一日、自然に驚き、楽しむこどもたちの歓声が印象に残りました。

 

 

おまけ、

 

子どもたちのバスが着くまで、時間があったので、

付近を観察…

 

すると、けものみちがありました…

 

シカかイノシシか…

 

かなり通過しているようでした…

 

過疎地域は、獣天国になりつつあります…