戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

もりあがってます!草木染^^

昨夜からの冷たい雨が朝まで降り続きました。

職員はそれぞれ動物園祭りの出張ブースや

野外講座の講師へと出かけていましたが、

無事だったでしょうか?

 

昼頃には青空も見えるようになりました。

 

雨上がりの陽ざしが眩しかったです><

(この後、にわか雨があって、驚きましたが)

 

さて、先月から秋の企画展「身近な素材で草木染」が始まっています。

それに関連して、今日は草木染の体験教室が行われました。

 

手に入りやすい身近な素材として、クリのいがやミカンの皮、ビーツ、

花壇で困るほど増えるキクイモモドキ(小さなヒマワリのような花)、

それに、ボランティアさんのお宅の剪定した

スモークツリーやミズキなどの枝も使いました。

 

枝や葉を切るところから作業はスタート!

 

 

切った植物を鍋でぐつぐつ煮込んで染液をつくり

布を入れます。

 

 

 

しぼりの模様をつけるために、

布を糸やゴムでしばって前準備されたかたもいらっしゃいました。

 

クリのいがで渋いブラウン系に^^

 

酢酸を入れたスモークツリーは、特に絹できれいなピンクに染まりました!

ストールにぴったりです。

 (私も欲しい・・・・(*‘∀‘))

 

ミカンやキクイモモドキの鮮やかな黄色も素敵でした。

 

午後からは、柿渋を使った染物を今回初チャレンジしました。

柿渋は、青柿を擦って絞った液ですので、量があまりとれません。

 

液を筆でとって、布に絵を描いてもらいました。

 

描いたばかりは白く抜けたようになっていましたが、

 

これを消石灰(お菓子などの乾燥材が水をすったもの)の液につけると・・・

 

 

発色して、模様が浮き出ました!

 

これは面白い、大成功でした!

 

さらに、一旦染めた布に、別の染液で二度染め、三度染めを試して、

色の変化を試していらっしゃるかたも。

 

予想を超えたできばえを楽しめる自然素材の染物、

その奥深さにみなさん、どっぷりはまっていらっしゃるようでした^^

 

11月19日にも同じ草木染の教室が、材料を変えて行われます。

 

まだいくらか募集枠に空きがありますので、

ご興味ある方はお問合せ下さい。