戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

戸隠に初冬の虹…

昨日の朝のことです…

 

11月下旬にも関わらず、暖かめでした

 

朝の視察に出かけます。

 

お日様が昇り始めると、戸隠山の方に虹がでていました…



 

🐕「おおっ、これは吉兆じゃ!…」

 

戸隠山のふもとから、七色の虹が上空へ伸びています…

 



これを見た瞬間、学問行者の伝説が頭をよぎります…

 

 

以下はその要約です…(戸隠の民話より)

 

 

 

昔昔のその昔、飯縄山で学問行者が修行していた時のこと…

 

修行7日目の朝「ここから西に寺をたてよ」と天からお告げを受けたそうです。

 

そこで、学問行者が独鈷という仏具を投げると、

それが大地に落ち、そこから光を放ちました…とのこと…

 

戸隠顕光寺(光があらわれた寺)の始まりのお話です…

 

🐕「本当か、それは…」

 

いやいや、千年以上も昔のお話…

 

🐕「今日の虹は、それに違いない! きっとそれじゃ…」

 

柴犬館長は、興奮気味です…

 

 

 

しかし、落ち着いて、周りを見ると、

 

小柿(山柿ともいうらしい)のタネが入ったフンが落ちていたり、

 



この間、見かけた毒虫「ツチハンミョウ」と出会ったり、

 



現実が、有象無象として広がっています。

 

通行止めになっていた道の改修工事もほぼ終わりました…

 

 

ありがたい、ありがたい

 

🐕「ちぇっ、夢がないのう…、人間ってやつは…」

 



昨晩の天気予報では、寒波が入り込み、大雪が降るとのお告げが…

 

しかし、お山は雪が降っていましたが、

 

雪が舞う程度で、なんとか積もらずにすみました…

 

こちらも、ありがたい…

 

 

 

今日もおあとがよろしいようで…