戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

鬼女紅葉の岩屋へ行く

今日の午後、地区内の高校生と総合学習で、荒倉山へ

 

自分たちの通っている高校を見下ろしたり、

 

鬼女紅葉の住んでいたという洞窟を探検!

 

 

戸隠という名前の由来を学ぶためでもあります。

 

お天気もよく、戸隠山がよく見えます。

 

500万年前の海が、あの山のようになりました…

 

🐶「あれを、天の岩戸に見立てた御仁は、どなたなのかのう?」

 

山岳信仰と水の豊富さが、この地に人が住む理由

 

 

その水の豊富さは、飯縄山のお仕事…

 

 

飯縄山麓の湧水地点より低い場所に人が暮らします…

 

🐶「やはり、水は大事…」

 

 

飯縄山は、浅間山と同じような第四紀火山

 

🐶「でも、ちっとばかし古いがのう…」

 

そんな生い立ちを少しでもわかっていただけたかな?

 

こちらは、とても平らな場所…

 

🐶「平地区とも呼ばれるが、これは湖のなごりでもあるのじゃ…」

 

途中、高校生とアリジゴクを探しました…

 

ウスバカゲロウの幼虫です。穴を掘って、アリを待ちます…

 

🐶「薄●●下郎じゃ!」

 

柴犬館長…ピーですよ、それは…

 

 

目的の一つ、紅葉の岩屋、

 

謡曲「紅葉狩」を演じる人々が、公演の成功を祈願をしています…

 

もうひとつの深い穴にも高校生はチャレンジしていました。

 

この穴は、小林一茶も俳句のネタにしています…

 

探検は、大成功!

 

当初の目的を見事達成しました…

 

木々の隙間から、分校をのぞくこともできました…

 

大地と水とくらし、繋がっていることを感じてもらえたかと思います。

 

🐶「今日もおあとがよろしいようで…」