戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

山やら海やら

梅雨入りが遅れていますが、

今日は昼ごろに雨がぱらつきました。

 

ヒメアジサイの瑠璃色が深まっています。

そろそろ本格的な雨の予感・・・

 

雨雲の合間をぬって、地元の高校の学習支援で

荒倉山へ行ってきました。

 

鬼女紅葉の岩屋です。

戸隠出身の生徒さんが3人ほどいたので、

5年ぶり! との声もあがっていました^^

洞窟の中には、鳥の巣や不思議な遺物もあって、

ちょっとした探検となりました。

 

戸隠山と荒倉山、飯綱山のでき方の違い、

戸隠の地形のことなどもお話させてもらいました。

最後に、西岳を遠望

 

奥にうっすらと高妻山も見えました。

一昨日はあの頂にいたのです・・・

ちょっと生徒さんに自慢できました。

 

さて、高山も厳しい環境ですが、

日差しが強く乾燥しがちな海岸も、植物が生育するには厳しい環境です。

「青森紀行~海浜植物編」を少々ご紹介させていただきます。

 

 

野生のバラの仲間、ハマナス

こんな石ころ海岸にも生育しています。強い・・・!

 

 

ハマエンドウハマヒルガオ

 

ハマハコベ

 

よく見かける近似種に比べると、

だんぜん葉が厚くて光沢があり、

水分を逃がさず、強い光に耐えられるようになっていることがわかります。

 

こちらはエゾヒナノウスツボ

 

近い仲間を山中で見るので、

こんなところにお仲間が! と驚きます。

 

 

海岸の岩場にはスカシユリや野生のアサツキも。

 

アサツキが初夏の海岸を彩るなんて知りませんでした。

 

 

岩と岩との狭い隙間に根をおろしています。

土壌がほとんどない、乾きやすい厳しい環境

という点では一昨日の高妻山山頂(標高2353m)と同じです。

 

そういえば、学生時代に北海道で調査をしたときには、

海岸沿いで高山植物が見られることがありました。

 

やはり、色々な場所で実物を観察すると面白いなと、改めて思います。

そんな思いが、若い高校生たちにも伝わればと願い、

今日はこのへんで・・・