戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

若者に期待

当館には今年も 

職場体験や学芸員実習の学生が多数きて 

さまざまなことを体験しています

 

骨洗いもその一つ

骨格標本の作製で腐らせて骨だけにしたものをきれいにする行程)

 

前半戦では2組4名の学生の活躍で

15個体ほどが洗われました

乾燥後 某職員が頑張って

個体ごとにホネの状況、数、部位などを確認しながら

梱包していきます

 

そして

この後 番号付けて 収蔵庫へ移動予定

 

最近は老眼でよく見えないので

細かい作業は結構時間がかかる^^;

 

 

現在 

2組4名が実習中で 今も骨洗い中 

きっとすごい速度で

どんどん洗われていくはず!

 

ってことで

今日は足りなくなる前に

洗う骨をプールサイドから持ってきて

仮洗いして用意しました

その準備で かなり やばい汁を

浴びてしまいましたが;;

 

幸い来館者は少なく

ご迷惑になることはなさそう・・・

 

ちなみに

用意したその数 

およそ50体強

 

その前にも10個体以上はあったので

しばしもつ?

 

とにかく たくさん 

プールサイドから持ってきたおかげで 

24年度に処理した分と

その前に処理したシカやイノシシ(6~7個体)など

まだ肉が残るやつ以外は

ほぼほぼもってきた感じに><

 

おかげでプールサイドは

少しすっきりしました

 

 

ただ 

用意した新鮮な骨たちを洗い終えても

まだ その先には

予洗い組(一度ネットから出して軽く洗って乾かしたもの)が

100個体以上があり

 

その壁を乗り越えても

くっさい瓶詰(小さいものは瓶詰で肉を腐らせて骨にしています)が

200本以上が待ちかまえていたりします^^;

 

つまり 

骨洗い待ちの標本が

まだ350以上あるということに・・・

 

まぁ 

コツコツ進めるしかないので

若者たちの活躍には大いに期待しています

 

あとは

某職員がその後の処理を滞らせずに

進められるかどうか・・・