戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

カキ化石と紅葉

10月下旬とは思えない、暖かな(暑い!)日差しの中、

今日も元気な小学生と地層見学です。

そのさ中、職員が見つけてくれました!!

 

 

カキ化石! 

しかも、ここで見つかった中で最大級、とのこと。

持ち帰って計測したところ、長さが27センチ近くありました。

露頭のそばの草むらの中にごろり、と転がっていたとのこと。

見つけてもらえるのを待っていたかのようです^^

 

 

 🐕 でかしたぞ 秘書よ!!

 

と、館長のテレパスがとんできた気がしたので、

過去の館長のお写真を無断借用しました・・・m(__)m

 

さてさて、昨日の午後、某職員は野暮用で植物園から参道を歩きました。

標高1200mには紅葉が降り始めていました。

 

森林植物園の入り口の広場から、奥に戸隠山と五地蔵山です。

 

一番最初に紅葉するツタウルシが、だいぶ色づいていましたが、

真っ赤には染まらないところを見ると、

今年は全体に色が渋いのかもしれません。。。

 

こちらは奥社の参道です。

平日ですが多くの参拝客が歩いていらっしゃいました。

 

散策に良い季節となりました。

11月1日の蕎麦の献納祭が終われば新蕎麦も解禁となります。

秋の戸隠を楽しんでいただければと思います。

 

一通り用事をすませて駐車場へ戻ってくると、

足元に、ころりと落ちているスズメバチを見つけました。

 

雄バチでしょうか。

死んでいるかと思いきや、つつくともぞもぞ動きます。

しかし、最後には手足を折りたたみ、仰向けでこのポーズに戻ります。

 安らかにお休みください・・・(合掌)

 

季節が移り変わることを実感します。

 

博物館へ戻る途中、畑のわきの道を通ったのですが、

山へ沈もうとする傾いた日差しが

畑の中の小さな芽生えを輝かせていました!

 

 

おそらく収穫後のソバ畑で

この頃の暖かさでこぼれた種から芽が出てしまったのでしょう。

しばし見とれてしまいました。

これも季節のはざまの一場面でしょうか・・・

 

明日の雨を境に、急に冷え込むとの予報です。

体調を崩されませんように、ご自愛くださいm(__)m