戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

もちつもたれつ

館の庭にあるビオトープのガマの葉に、なにやら黒いものがくっついているのが目に入りました。近づいてみるとアブラムシに群がるクロオオアリたちでした。アブラムシは葉から汁を吸って、甘い液体をだします。アリたちはその液体をもらいに集まってきているようです。その代わりアリたちはアブラムシを食べる他の虫から守ってあげているのです。小さな虫たちも助け合いながら生きているのです。植物からすると、汁を吸われるばかりなので迷惑な話かもしれませんが・・・