戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ノコギリ

先日珍しいものをいただいきました。
さて、なんでしょう?

のこぎりみたいです。


拡大したものです。

答えは
ノコギリエイの吻(フン:簡単にいうと口先)です。


なんとこいつは
餌をさがすときにも使え、
襲われた時には防御にも使える
優れものです。


でも歯のようなものが抜けると生えてこないそうです。
歯のようなものは楯鱗(ジュンリン)といって
鱗由来だそうです。

似たような生き物にノコギリザメがいますが
こっちは抜けても生えてきます。不思議ですね。
また、ノコギリエイの方は規則正しく並んでいるのに対し
サメの方は大小大きさの違うものが交互に生えています。

ノコギリエイとノコギリザメを並べてみたら楽しいだろうなぁ
ノコギリザメも欲しいなぁ
といただいた直後から夢見ております。



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