戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

カラマツのかわいいオブジェ

ボランティアによく来て下さる戸隠在住のかたが、自宅の裏の林で拾ったというものを持ってきてくださいました。カラマツの実のひだひだの部分がとれているもので、道にたくさん落ちていたそうです。
アカマツ松ぼっくりでこれに似たものを拾ったことがあったので、その正体はすぐにわかりました。リスが中のタネを食べるためにかじったものです。

(左がカラマツのもの、右がアカマツのもの)
松ぼっくりの場合はその形から「エビフライ」と呼ばれているのですが、カラマツの場合は… 

実に残っているひだを上から見ると、まるでバラの花のようでした。試しに楊枝さしに数本入れてみると、かわいいミニバラのオブジェのできあがりです。