戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ボランティア

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今は昨日のことになってしまいましたが、変わったものをボランティアさんがもってきてくださいました。これです… 輪切りにしたフランスパンに見えます。いや、メロンパンか?乾燥した大根の断面でしょうか? 発泡のよい軽石?にも見えます。なんでしょう? …

ありがとうございます。

昨日、今日とボランティアさんが植木の枝切りをしてくださいました。 剪定ばさみで事足りるレベルの木ではなく、すっかり成長している木にはしごをかけ、 電動のこぎりを使ってどんどん切り落としていました。 ボランティアのおじさんは、博物館が小学校だっ…

ひょっとしたら

ご近所さんが こんなものを持ち込んでくれました 普段なら四つ足の動物を捕らえるためのワナなのに>< (この日も害獣駆除に設置していたものです) シロハラです しかし 元気な子は地味な色合いでも綺麗ですね この子は干し柿の甘さに惹かれて ワナの中に入…

動物園祭り

先週の土日は長野市内の茶臼山動物園で動物園祭りがありました。館からも動物の骨や皮をもって、ボランティアさんたちとともに参戦です!しかし… 土曜日はあいにくの悪天候。サクラが咲き出しているというのに夜からの雪が積り、園内でまずテントの周りの雪…

解剖団

バレンタインデーの今日は、 標本作製のために 久しぶりの解剖を行いました。 今回は24名の参加があり、 とても賑やかな会となりました。そしていつもとは違う挑戦もしました。 石器で解剖ができるのか? ということで、 メノウや黒曜石で作った石器も参戦!…

今日もゾウ

今年最後の開館日である今日もゾウです。 昨日、発掘した骨格を処理する前に 入口付近で並べてみました。頭骨は重いのでトラックに乗せたままですが、 どうですかこの大きさ! 壮観ですね。 脂が抜けるだろう来年の夏ころには、 漂白作業をし、いずれ行う「…

ゾウ掘り

今日は、博物館の一大イベント、「ゾウ掘り」が行われました。 「ゾウを掘る」とはどういうことか? 実は市内の動物園で、去年の12月に飼育していたゾウが病気でお亡くなりになりました。その骨を博物館で展示させてもらうために、骨をいただくことになって…

しめ縄づくり

昨日以上に大雪が降り、朝から除雪におおわらわ。 そんな中、雪かきしながら館へやってくる方がいました。 館の庭師をボランティアでやってくれている方で あまりの雪に思わず手を出してしまったようです。 雪かきが終わり、一息ついていると しめ縄の講師を…

カラマツのかわいいオブジェ

ボランティアによく来て下さる戸隠在住のかたが、自宅の裏の林で拾ったというものを持ってきてくださいました。カラマツの実のひだひだの部分がとれているもので、道にたくさん落ちていたそうです。 アカマツの松ぼっくりでこれに似たものを拾ったことがあっ…

フラミンゴ

ピンク色の片足で立っている鳥というイメージです。 立てなくなったらどうなるのか? 実は足が腱鞘炎になって立てなくなった子が 動物園で亡くなりました。 フラミンゴは群れで行動するため 1羽だけにするとさびしいからか エサも食べなくなるそうで、 隔離…

引き続き

3連休の最終日、さぞかしお客様も多いかと 思いきや、とても寂しい一日でした。 そんな今日も解剖のお話です。 本日はタヌキ(×2)他をやりました。 タヌキはともに交通事故で亡くなったものです。 そのうちの1頭が大きなおなかをしていたので もしや!と思…

最後の声

ホネの標本を作ることも重要な仕事で 今日はその第一段階の解剖を行ないました ホネにするために不必要な部分を取り除く作業で 上は60代?から下は4歳までが参加しました。うりぼう(イノシシの子ども)、ワニガメ、オシドリ2羽、ゴイサギを 解剖しました解…

手術成功

9月4日のヒョウと強風の襲来で負傷したマッコウクジラ。その後、回復手術がボランティアさんによって連日行われています。まず、お腹をあけて塩ビのパイプを通し、背骨を補強しました。 15年も前に中学生が作った竹の骨組が、予想以上にしっかりしている…

カメの舌に穴?

一昨日の連休最終日に、ボランティアさんを募って博物館恒例の解剖大会を行いました。今回の目玉はカミツキガメです。特定外来生物に指定され駆除の対象になっているカミツキガメの死体は、環境省関連からいただくことが多くなりました。 カメは甲羅を背負っ…

ペリカンの骨洗い

冷たい雨が降る中、ボランティアさんが骨洗いをしてくれました。お相手は春に動物園でおなくなりになり解剖されたペリカンです。半年水につけられている間にすっかり肉が落ち、歯ブラシでみがくときれいな骨が現れます。 写真の箱の中の一番上がペリカンの頭…

まな板の上の・・・

今月4日の夕方、館周辺を吹き荒れた暴風雨とヒョウの惨劇のすさまじさは、当日のブログでお伝えしましたが、その際負傷した玄関のマッコウクジラの模型を、今日やっと下におろしました。(下を向いてしまった顔なし君もなおりました。) ひれや下あごが破け…

ツキノワグマの頭骨

8月8日の自然観察会の際に紹介しました 子どもたちがきれいにしたツキノワグマの頭骨を ワークルーム2についに展示しました。 (なんとかその月のうちにできてほっとしています。) ワークルーム2の入口付近にあります。 学校机の展示ケースに堂々の風格です…

カニムシ

ボランティアの一人がこんなものを持ち込んできました。 (カメラマンのせいでピンボケです) 大きさは5mm程度で、しっぽのないサソリのような形をしています。図鑑やネットではちょっと種類まではわかりませんでしたが、 カニムシの仲間です。あしは8本ある…

募集中

ここは館名にあるように地質・化石にこだわった博物館ではありますが、現生生物の標本も集めています。中でも骨の標本は、2006年の夏に長野市立博物館で特別展「骨の動物園」を行ったようにかなりの数を収蔵しています。 その多くは「ここ」で作られたもので…