戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

奇跡!再び…

今日昼前、戸隠地区在住のTさんが、ニコニコしながら来館。

こんな感じにできたよ〜 との事。

手にした箱には、小さな土の塊が…




そう、それは4年前の4月、我々の頭を爆発させた

あの「土のコンペイトウ」ではありませんか。 (゚o゚;;





しかし、前回ほど、刺は発達していません。

まだ、未熟なコンペイトウといった感じです。



里山の奇跡が再び起ころうとは…     予想だにしていませんでした。


「館で保管している土のコンペイトウ(4年前のもの)」


4年前は、なんでこんなものができるのか、見当もつかず、

みんなで頭を悩ませた事件でした。


結局、耕運機のローターの中から大量に発見されました。

ローター内で土が掻き回され、コンペイトウ状に成長することがわかりました。

回転の速度、土の粒度や質、含まれる水分、気象条件など、複雑な要素が

偶然に絡み合ってできたものでしょう。

その後、全く見られなかったのですが、奇跡が再び…

しかし、Tさんはなぜこんなモノをつくれるのでしょうか。

神の手と認めたくなる感じがします。

これからもっと成長してくれると、いいなぁ