戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

最小だけど最高

最近 出勤の途中で カモシカを見かけました

足を引きずっていたので 交通事故にでもあったのかな?


近い場所で別の日に他の職員も見かけたようなので

某所に住み着いているようです


とりあえず無事にお過ごしいただき

当館に連絡が来ないことを祈り・・・


とはいえ

やってくるときは やってきます

例えば 某職員の飼い猫はときどき戦利品として

捕獲した小さな哺乳類を自慢げにもってくるそうです^^;


それは当たり前のように館に運び込まれ標本になります^^


こちらもそんなものの一つ

すでに 処理されて 皮をなめしたものですが



耳介が見えますので 

ニホンジネズミ であると思われます

この大きさで大人という日本でも最小クラスの哺乳類で

モグラに近い仲間です

落ち葉の下の小さな生き物を食べて暮らしています


人はまず見かけることのない けっこう珍しい生き物ですが

ネコは目ざとく見つけ 捕まえちゃうのですね・・・


この子は小さい体でも哺乳類 

体温が下がらないように

蜜で細かい毛皮を持っています

受付においてありますので 

さわって確かめて見てください

かなり いい 手ざわりですよ!