戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

給食再現の会、始まる!!

今日はこの冬注目のお楽しみイベント、「給食再現の会」の第1回目が行われました!
メニューは昭和24年の長野県の教育委員会が発行した給食レシピから忠実に再現したものです。おかずは2品、野菜のバター炒め、馬鈴薯きんとん、それにミルク・パン・ジャムです(メニューは毎回変わります。詳細は博物館のHPへ)。

さらにもう1つの注目、「子ども館長」も登場です。

赤い化石エプロンが素敵でしょう? その笑顔で参加者を応援してくれました!
野菜のバター炒めは、カボチャがたっぷりに玉ねぎとナスをほんの少し(10人分で4g)、それをたっぷりのバターでいためました。味付けは醤油を少しと極めてシンプルです。さらにシンプルだったのは、馬鈴薯きんとんで、ゆでじゃがいもをマッシュしてリンゴのイチョウ切りを加えただけ! 味付けなし!!
ミルクはスキムミルクに砂糖を少し加えてお湯で溶いたもの、これに8枚切り食パン4枚!しかもそのパンにつけるジャムは4gです。つまり1枚あたり1g!!
参加者の皆さんの手際もよく、お昼前には完成しました。
これらのメニュー以外に、味噌の仕込みも行いました。半年後の完成が楽しみです。

食べながら、皆さん口々に言っていたのは、「パンが多い。少しのジャムを塗るのが大変」、「炭水化物ばっかりだけど、腹もち重視だったのかな」といった声です。
味はおおむね好評で、「味付けはシンプルだけど、素材の味が出ていてけっこうおいしい! いろどりもいい!!」といった声がほとんどでした。
また、「スキムミルクは当時はもっとまずかったよね」など、実際に参加者の皆さんが学校で食べていた給食の思い出話も盛り上がり、大満足の1日でした。