戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

給食

今日は「わくわく入門」の中で、昔の給食の復元を行いました。
メニューはいつもの通り、
昭和26年に長野県教育委員会で発行された「学校給食の指針」からです。


今回は3品
● 雑集汁(ぞうしゅうじる) 
● きんとん
● 薄焼き


雑集汁は季節で適宜ある野菜を用いてよい、ということだったので、
今回は白菜、大根、人参、玉ねぎを用いました。
ポイントはこれに「缶肉」を入れることです。
保存に適した缶詰の肉が、戦後にアメリカから支給されたのでしょう。
今回は沖縄でよく使われている缶入り肉の「スパム」を用いました。
味付けは塩と酢だけで、片栗粉でとろみをつけるのがポイントです。


きんとんは、さつまいも、じゃがいも、砂糖をベースに、
アップルバターが入ります。これも支給品でしょうか?


薄焼きは北信地域の伝統食で、にら入りの粉を薄くのばして焼いたものです。


地元ケーブルテレビの取材も入りました。
ちょっと緊張気味かな?


電子はかりで0.1gまで正確に計量。
まるで理科の実験・・・ すごいです!!


てきぱきと調理されて、完成!!
彩りもよく、おいしそうです^^


雑集汁は肉と野菜のおだしがよく出ていますし、きんとんも上品な甘さ。
最初にみんなの口から「おっ⤴!!」と驚きの声があがるほど、
シンプルな味付けとは思えない、味わい深いものでした。


世代を超えて盛り上がる給食トークとともに、
今回もおいしくいただきました。


ごちそうさまでした(*´▽`*)=3