博物館の裏山、荒倉山の秘境巡り、第2弾。
「地獄」の隣の集落編です^^
大きな岩壁の下に、
ひっそりと仏さまがいらっしゃいました。
年に一度、春に地元のかたが数人お参りに訪れるそうです。
その仏さまの視線の先には、飯綱山のすそ野が広がっていました。
集落から数100メートルの場所なのに、
全く時間の流れ方が異なる別世界です。
出会ったのは、仏さまだけではなく、
岩場には古い土管が並んでいました。
あとで調べてみると、
大正時代に沢の上流から水をひいた名残であることがわかりました。
近くをさがしてみると、
土管をつなぐために、岩を掘って、
平らにしているところがあちこちに見られました。
水を得るために、かなり苦労されていたようです。
今はなかなか足を踏み入れることのない山の中ですが、
人の歴史に触れることができました。