戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

寒い一日

今朝は積雪があるかも、という予報だったので

覚悟していたのですが、

ちらちらと舞う程度ですみました。

よかった^^;

 

ただ、戸隠神社方面はいくらか白くなったようですし、

雲がぬけた飯綱山も、すっかり冬の装い。

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今日は一日中、風が冷たく、気温もあがりませんでした。

百葉箱の気温は、午後2時半で3度弱・・・

見るだけで寒気がします:;(--);:

 

それでも勇気を出して、100m先の郵便局へお遣いに・・・

夏前にやぶを片付けた、桜の木のまわりには、

明るくなったからでしょうか

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フユノハナワラビの胞子葉がすごい密度で伸びていました。

 

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シダの仲間で、地面に這うように広げる通常の葉(栄養葉)とは別に

胞子を出す葉(胞子葉)を高く伸ばします。

冬の間もこれらの葉をつけたままなのが、

冬の花蕨」の名前の由来です。

普通は緑色のはずの栄養葉が、少し色づいていました。

寒さが厳しいと、シダでもいくらか紅葉することがあるそうです。

 

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見上げると、もともと葉が赤い園芸のヤマモミジは、

寒さが増して、ますます色鮮やかでした!

 

感心していられるのもわずかな時間。

やっぱり寒いものは寒い!!

このまま冬にならないことを祈って、

暖房の入った部屋に戻りました。