戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

さてどうなるかな・・・?

中社の御神木についていたヤシャビシャクをいただいて、

(正確にはお預かりしただけだったはず!)

はや5年。

咲かない年があるくらいだったのに、

今年は花つきがよく実も豊作^^

 

スグリの仲間で、1センチほどの大きさで毛がはえています。

昨日、ようやく収穫してみました。

 

タネがたくさん入っていて、

果肉は完熟したキウイフルーツのような味でした。

 

なかなか味わえない貴重な果実に、一人悦に・・・^^

 

タネが乾燥に強いかどうかわからないので、

すぐに鉢に蒔いて、土をかぶせ、冬ごしモードにしてみました。

これだけタネが採れたことは今までないので、

少しは芽を出してくれるとうれしいのですが、

果たしてどうなるか・・・

 

 

さてさて、

日曜のイベント、味噌づくりの準備を進めています。

自家栽培した大豆をストーブの上でことことゆっくり煮ていきました。

あまりにのんびり炊いたので、明日まで延長です^^;

 

こちらは糀づくりです。

蒸されたお米に種糀が加えられ、電気毛布に包まれ保温中。

甘いいい香りがしてきていました^^

 

こんなふうに、味噌づくりの前準備をじわじわ進めているわけですが、

イベント日の当日するのは仕込み作業。

これがおいしく食べられるようになるのは、

さらに何か月もあと、です。

 

目的が達成されるのは、たくさんの行程を経てから。

 

そうした一つ一つの手間と時間を費やしながら、

日々の生活や暮らしが営まれ、

つながって、

一年のサイクルになっていく、、、

 

慌ただしい年末を過ごしていますが、

もうちょっと、長い時間の尺度で

日々の生活をとらえられたらいいな、と

大豆の煮える香りをかぎながら、思いました。