戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今日は晴天でした…

昨日の雪が止み、今日は抜けるような晴天になりました。

 

日の出直前の戸隠山 きれいです。

 

 

🐕「あの山も海底だったんだもんなぁ」

 

大地は動きます。

その動きが景観をつくっています。

 

お昼過ぎの飯縄山四阿山もきれいでした…



今朝も冷え込み、戸隠では-10℃でしたが、

長野地方気象台のデータでは、お隣の信濃町白馬村では-15℃だそうです。

 

この寒さや雪にも、パンジーは負けません…

 

🐕「こやつらは強いな…」

 

先日、1月11日には産総研 地質調査総合センターから発表がありました。

輪島市門前町鹿磯(かいそ)漁港付近で

4m近くの大地の隆起を計測した…とのこと

 

国土地理院によって、人工衛星からの観測で

4m近い隆起が認められていましたが、

実際に現地へいって測定したそうです…

 

🐕「何ごとも現場が大事… 自分の目でみるのは迫力が違う」

 

ネットでも検索すれば能登半島が隆起した調査画像も出てくるので、

ぜひご覧ください。

 

🐕「これは、すごいなぁ…」

 

マグニチュード7.4と推定される善光寺地震(1847年)

その時の地震断層が現れた、ひまわり公園もこんな感じで段差が残っています。

 

 

🐕「一瞬にして大地が動くのじゃ…」

その動きが、海底だった北部フォッサ・マグナ地域を山にしました。

戸隠連峰の長軸、能登半島の長軸は、ほぼ同じ北東-南西です…

 

そして、地質的な共通点はグリーンタフ地域であることも…

 

日本海沿いには、約1500万年前の海底火山群があり、

そこから噴火した溶岩や凝灰岩などが、その後の変質を受け、

緑色になった「グリーンタフ(緑色凝灰岩)」が厚くたまりました。

                     (画像は福島県会津の標本です)

 

その後隆起したのが、能登半島男鹿半島佐渡などです。

 

北部信州もその地域となります。

銅や銀などの地下資源を含む地層でもあります…

 

 

 

あと、能登半島では珪藻土も有名です…

 

深い海底に、当時の日本海にすんでいた珪藻が堆積してできたもの…

 

炭火や練炭で火をおこす「七輪」の原材料でもあります…

(子どもの頃に、サンマを焼くときなどに使いました…)

 

善光寺さんにも石川県からの参拝者が多く、

定宿にしていた宿坊には、そこから運んだ石で石碑が建てられています。

 

中世、能登半島先端の珠洲でつくられた珠洲焼も、

戸隠の院坊跡で発見されています。

 

🐕「能登と信州との縁も深いのじゃな…」

 

いろいろなニュースを見ていて、

能登地方に巡検に行ったことがいろいろと思い出されます

 

頑張れ!能登



今回、被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。