戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

またもや!

スッポンの産卵でわきたつ博物館。
そこへ、いつも不思議なものを持参される近所のおじさんがやってきました。
手には小さなビン。
中には、5つの卵!

自宅の庭でみつけたそうですが、
このタイミングは、もはや神業です・・・^^;



直径1㎝ほど。状況からすると、カナヘビが有力かな、と思っています。
調べたところ、カナヘビの卵は産んだ後、
周りの水分を吸って倍ぐらいに膨らむそうです。
湿り気のある地面にあって、膨らんだ後の大きさとすれば一致します。


でも、中の発生が始まってから卵の上下がずれると、
発生がとまって死んでしまうそうです。
さすがにそこまで気を使って動かしたわけではないようなので、
残念ながら死んでしまっている可能性が高いです。


5つのうち、1つぐらいは孵らないかな? 
淡い期待を残して、そのまましばらくとっておこうと思います。