戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今日は中学生と…

今日は地元の中学生と飯縄山を一周しました…

 

自分たちの暮らす場所と水との関わりを考えるためです

 

大座法師池から、鉄鉱泉、浅川大池と周ります。

 

鳴岩水源も…

 

 

飯縄山の破片の下から、水が湧いています

 

かつて(江戸時代中期)には、この岩まで戸隠領になりました…

 

戸隠が一番栄えた時代です…

 

 

霊仙寺湖で休憩… 中学生は元気です…

 

 

霊仙寺奥の院までいきました…

 

そこは石がゴロゴロしており、修行にはうってつけの場所…

 

猿田彦が祭られています。

 

ここから、飯縄山を超え、戸隠中社まで駆け抜けた、という石碑もあります。

 

🐶「ここはトレイルランの発祥の地…」

 

その後、お昼をたべ、戸隠神社奥社の鳥居の前を流れる鳥居川沿いに…

 

 

九頭竜様がすむという種池へ…

 

流れ込む川、流れだす川のない、不思議な池…

 

 

こんな木札が近所の木にくくられています。

 

水不足になりがちな場所です

 

とがくし信仰の広がりを感じます…

 

 

お天気も良くなったので古池までいきました…

 

発電用のため池です…

 

かつては湿地だったのでしょう…

 

 

水辺には、モリアオガエルの卵塊がありました…

 

たくさん、たくさんありました…

 

水が豊富な戸隠。それが平安時代からの人々の生活を支えてきました

 

飯縄山をぐるっと一周すると、

 

人々が水をいかに生活に生かしてきたかがわかります。

 

そして、戸隠の幸運なことがわかっていただけたでしょうか?

 

戸隠に生きる中学生として…